日本人は中学、高校と長年英語勉強しているにも関わらず英語が喋れないということは長年にわたっていわれています。
いろいろな理由があるとは思いますが自分がいままで考えてきたことや、公になっている資料を基に考えていきますね
この問題はいまさらという感じで、何十年にもわたって議論されてきたものなのですが
いまだ解決はされていないのですね。
海外諸国の中での日本人の英語の力について
英語を母国語としない諸国の中でも日本人の英語力はどのような感じなのでしょうか?
https://www.rarejob.com/englishlab/column/20160729-2/ より引用
このように諸外国から見ても日本人の英語力はしっかりと下位にランクされています。
この表には北アイルランドなど英語を話すうえで有利な環境にある国も含まれているので日本とこれらの国を比較するのは無理があるのかもしれませんね
ここに載せている図もかなり衝撃的な表になります。
フィリピン・マレーシア・タイ・韓国・インドネシア・タイ・ベトナムの
それぞれ読む、書く、話す、聞くの能力をまとめたのです。
残念ながら日本はこれらのアジアの主要国の中でも下位の成績でした。
この表から見てもわかるように日本人の英語力の違いが今後の国際競争力の違いになることを考えると日本人はもうすこし危機感をもたなければならないと思いますね
なぜ日本人は英語が話せないのか?理由を明らかにしていきます
日本の英語教育が読み書き偏重
今までの学校教育が読み書きを重視してきたこのブログの管理人である自分が知るかぎり、中学、高校でも重視されてきたのは英語の読み書きです。
自分の場合、中学校ではテープを使い、英語の音声について慣れるような授業
があったと記憶していますが、高校では英語の音声を使った授業はありませんでした。
最近での学校の英語教育を見ても読み書き中心はそれほど変わっていないようですね
中学校の英語の授業において、4技能それぞれに割かれている指導時間を見ると、「読む活動」によく時間を使うと回答した者が最も多く、81.6%でした。 また高等学校の英語教員の、「授業における言語活動の指導に対する意識」を見てみると、「スピーチやプレゼンテーションを授業中に行っていますか」「ディベートやティスカッションを行っていますか」という質問に対しては、それぞれ34.8%、10.6%と少ない結果で、スピーキングに対する教育が疎かになっていると考えられます。

より引用しました。
日本人が英語を話せない理由は英語の聞き取り!
英語は日本人にとって聞き取りが難しい言語です。その理由の一つは英語の音声にあります。
フランスで音声医学を専門にしていたアルフレッド・トマティスは、世界中の言葉を分析し、言語として優先的に使われる音の周波数帯があることを発見しました。
この周波数帯は言葉のパスバンドと呼ばれています。英語が2,000~1万2,000ヘルツに対し、日本語は125~1,500ヘルツというパスバンドになっています。
分かりやすく説明すると、日本人は母音の多い言語を低い周波数で話すのに対し、アメリカ人は短い子音を強く発音する高い周波数で話すということです。パスバンドの溝が大きいため、聴き取りにくい英単語や発音も多くなるのです。
J’s international school HPより引用
日本語と英語はそもそも周波数のレンジが違うので、聞き取り
が難しいのではないかという議論があります。
日常生活で慣れている発音と全く違う言葉が耳に入ってきた場合、全然聞こえなくなるのはなんとなく頷けますね。
これは言語の成り立ちに関わる構造的な問題なので、これは訓練してなれていくしかしようがないですね
日本語と英語と発音方式の違い
日本語は音の高低で、言語を表していきす。
例えば「君が代」完全に音の高低で歌っています。音の強弱で発音するのは
英語の歌です。
洋楽を聞くと呼吸によりふしぶしにアクセントを付けているのがわかります。
例えばエルビス・プレスリーの歌など、彼の息遣いが強く感じられます。
英語は呼吸によりアクセントをつけて話されるので、音の高低で発音する日本人には少しハードルが高いですね、
日本語と英語の言語体系の違い
英語はロジックの言語で、日本語は情緒の言葉です。
日本という国は移民があまりなく、民族が同質なのでメッセージを発するに際しても
いいたいことは状況説明さえすればなんとなくわかつてくれるということがあります。
ただアメリカは日本とは違い他民族の国家です。
一人一人のバックグラウンドも違いますので、自分のいいたいことを絵になるような形であいてに伝えないとコミュニケーションがとれなくなります。
バックグラウンドの違う相手にはっきりとわかる形で伝えるための法則がロジックです。
ロジックとは何かということをはっきりと述べるとするならば
それは結論を最初のべて理由を後に述べるということになりますね。
私はこういう仕事につきたい
理由としては まず
また
最後に
という感じで会話が進められるのです。
日本語の場合、英語とはちがって最初に状況を説明するための発言がえんえんとして続き、最後に結論が出てきますので欧米人は聞いていていらいらしてきます。
日本人が英語を話してもロジックを使わず、日本語のノリで英語をはなしますので、英語を話しても英語ではないという事態が出てくるのです。
昔読んだ本の中で印象的な部分がありました。
日本の高校の先生が海外にいき、ショッピング中に店員に
この製品は壊れやすい、日本までのフライトに時間がかかるので。。。
という状況説明をながながとしていました。外国人の店員はそれを聞いてぽかんとしていました。
結論を最初に言えばよかっただけのはなしなのですが・・
日本人が英語を話せないのは基礎的な文法、単語の知識がないから
一般的な場合、高校卒業程度の英語力は備えているのが
普通ですので、英語を話す基礎力は持っているはずなのですが
なかなかそうはいかないようです。
アマゾンでは中学レベルから英語を再度やり直すための参考書がたくさん出ていますのでこれをひもといて最初から学習するつもりでやるのが良いです。
単語についても、基礎レベルの1000語程度での単語集がでていますので復習のつもりでチェックされたらいいですね
日本では英語を話せなくても何とかなってしまう
今現在の日本では外国人相手に仕事をしているとか、貿易をしているかなど
特殊なケースを除いては日本語で用が足りてしまいます。
ただでさえ忙しいのに、また英語なんてという気持ちになるのはわからないでもないのですが。。。
ただ必要性がある場合、外資系企業に勤務するとか、海外駐在になるとか差し迫った事情がある場合は英語力は嫌でも伸びていくのでそのような事情を自ら作っていくことも
作戦の一つとしてあるかもしれません。
日本では英語のアウトプットする機会がなかなかない
文法や単語を学んでもアウトプットをする場所がないとどんどん忘れていきます。
一通りインプットを行った後では、アウトプットをどんどん行い自分の足りないところを把握することが重要なのですが、アウトプット環境がないと、自分の能力の自覚さえできないことになりますね
日本人が英語を話すためにはどうしたらよいのか?
以上の分析を踏まえて日本人が英語を話せるためにはどうすれば良いのか?ということをまとめていきますね
基礎文法力と単語をどうする?
高校を卒業して間もない人は、高校、中学のテクストの復習、卒業してだいぶん時間が経過している人は中学英語をもう一度やりなおす。。といった感じの
テキストをやればよいですね。
リスニングをどう鍛えるのか?
英語と日本語の周波数の違い、発音の仕方が違うのでこれは大量に自然の英語を聞いて慣れていくしかないですね
いきなりの英語放送を聞くのがハードルが高い人はNHKの英語講座から始めるのもおススメです。
日本語を論理的に話す訓練をする
日本語を論理的に話す訓練を独自にやった方が良いですね。
英語は結論ありきの構造なので、日本語を結論ありきで表現できるように
訓練したほうが良いですね
ディベートの訓練も大いに役立ちます。
アウトプットを鍛える
アウトプットを鍛えるにはいろいろと方法があります。
外国人の友達を作るとか、英会話のサークルに加入してみるとか方法はあります。
リアルの集まりは日本人が中心になりますが、日本人相手に英語をしゃべるのは抵抗がある人もいるかもしれません。
そういうのが嫌な人には、オンラインで外国人と話すプログラムもあります。
無料通信アプリのスカイプを使い、フィリピンの人と話すプログラムがあります。
5000円くらいから始めることができます。
外国人ではなく、日本人のトレーナーとマンツーマンでがっつりと取り組みたい人におススメな英語コーチングという分野のプログラムもあります。
あきらめやすい人、仕事が忙しい人にはおススメです。日本人のトレーナーと目標設定やや日々の学習スケジュールを一緒につくります。
1年でじっくり取り組みたい人にはトライズ
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2-3か月の短期で勝負をかけたい人には、ライザップイングリッシュがおススメです。
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