最近の英会話スク―ルには2つのコースがあります。初心者のあなたはどちらを選んだらよいか悩むことがあるかもしれません。
英会話を教えるコースとTOEICのハイスコアを目的とするコースです。
料金も微妙に違うところが多いようです。どちらを選べばお得なのでしょうか?
ここでTOEICとは何か?ということを念のため整理しますね。
TOEICとはどんな試験?

English with young woman holding a speech bubble
国際コミュニケーション英語能力テスト(こくさいコミュニケーションえいごのうりょくテスト、英: Test of English for International Communication)、通称TOEIC(トーイック[2])とは、英語によるコミュニケーションとビジネス能力を検定するための試験である。TOEICの満点は990点。
試験の開発、運営、試験結果の評価は、アメリカ合衆国の非営利団体である教育試験サービス(ETS)が行っている[3]。また、ETSはTOEFL(Test of English as a Foreign Language = 「外国語としての英語のテスト」、トーフル)も主催している。
米国生まれの試験です。読み書きのテストのLR試験と、話す書くの試験であるSW試験の2種類があります。
企業での採用実績は他の検定試験より圧倒的に多くなっています。
就職や転職で多く採用されるのはLR試験のほうになります。
就職・転職を左右するのは英会話よりTOEICのスコア
以下に示すのはTOEIC試験がいかに企業の中で重視をされているかということを示す資料です。
TOEIC Programを活用している企業・団体を対象にして実施した調査では、採用時にTOEIC Programスコアを要件・参考にしている、もしくは新たに要件・参考とする可能性がある企業は、55.4%。グローバル化に対応するため、業務で英語を使用する企業も増えており、新入社員にも英語力を求めています。スコアがあれば、履歴書の資格欄に記入することも可能。エントリーシートや履歴書の空欄をなくすためにも、まずはTOEIC L&Rを受験して、スコアを取得しよう
もしあなたが新卒の学生ならばTOEICのスコアを高めておくことは
損にはならないです。
少しでも待遇の良い会社に就職ができますし、海外関連のキャリアの選択肢も広がっていきます。
実はTOEIC L&Rスコアが影響するのは、採用時だけではありません。業務で英語を使用している企業のうち、TOEIC L&Rスコアを入社後に配属先決定の参考にしている企業や昇進・昇格の要件としている企業もあります。希望の部署に就くことや昇進・昇格を考えるなら、TOEIC L&Rスコアは必須なのです。学生のうちから英語力を身につけ、就職後もレベルアップしていけば、社会人として活躍できるチャンスも広がるはず!
またもしあなたが企業の中で昇進したいと考えている場合はTOEICのスコアが武器になります。
主な企業の英語に関する取り組みを以下にまとめていきますね
日揮→係長クラスへの昇進にはTOEIC730点以上が必要
三菱自動車→管理職への昇進にはTOEIC700点が必要
パレスホテル→全社員が対象の英語スピーキングテストを年2回実施
日産自動車→大学生の新卒採用はTOEIC730点が条件
ファーストリテイリング→2012年から英語を公用化へ。外国人社員が参加する会議やメールは原則として英語になる
三井住友銀行→TOEICやスピーキングの試験への受験料補助
パナソニック TOEIC受験直前対策、プレゼンテーション、eメール、交渉術などの研修あり
楽天 12年から英語を社内公用化。社員集会や会議は原則として英語
JAL 新卒社員には入社3年以後のTOEIC730点以上取得を義務付け
名だたる大企業がTOEICを社員の英語力を図る条件として採用しています。まさにTOEICが業界標準となりつつあります。
TOEICの勉強は英会話の基礎力を高める
TOEIC L&Rのテストでですが英語の読みとリスニングがメインにテストされます。
英語の読みのためには、文法や単語をおさえておく必要がありますが、
TOEICに出題されるレベルの文法には難しいものはほとんどありません。
中学レベルの文法や単語をチェックしておけば十分に回答ができるはずです。
例えば、
Thanks to the new air conditioning systems, the cmpany has seen
a _______ reduction in its energy over the past year.
(A)significant
(B)significance
(C)significantly
(D)signify
A-Dの中から1つ適切なものを一つ選択するというものです。
そんなに難しくないですよね
それではもう一つの例を
The CEO praised the project team, describing their work as ______ effective and efficient
(A) both
(B) to
(C) either
(D) for
単語にしても中学で習う単語が1000とTOEICで出てくる1000語を覚えれば、TOEICで半分以上のスコアはクリアできるはずです。
ですのでTOEICでなるべく高得点を取るつもりで努力をすれば文法と単語力の基礎は身につくので英会話にスムーズに移行できるはずなのです。
もしTOEICが敷居が高い場合はTOEIC bridgeという試験もあり!
もしあなたがTOEICの試験が敷居が高いと感じているならばTOEIC bridgeという
試験もあります。この試験はTOEICの入門編ともいえる試験になります。
この試験は100問あり、TOEIC試験の半分、試験時間もTOEICの半分程度で
英語の勉強にブランクがあり、英語の勉強をやり直したいと思っている人に
はぴったりの試験になっています。試験の形式もTOEICと同じで
リーディングとリスニングになっています。
TOEIC bridgは新しい試験ですが、公式のガイドブックも出ていますで
対策は立てやすそうです。
TOEICの勉強はメリットだらけ
TOEICの試験文部所轄の実用英語検定試験と違い、英語ができる証明として民間企業から指示されている検定試験です。
民間企業ではTOEICのスコアを昇進の条件にする会社が多いですし
これからも増えてきそうです。
また転職の際にもTOEICの点数をチェックするところはあります。
転職情報誌DODAの編集長は以下のようにコメントをしています。
「DODA」編集長、大浦征也さんは、「ここ数年は就職活動に臨む大学生のTOEICスコアが上昇傾向にあり、700点以上の学生も珍しくありません。『高い英語力』を持つ人材と評価してもらいたいならば、800点台後半はほしいところ」と語る。
「今の時代、TOEICスコアだけで英語力を判断できないことは誰もが知っています。ただ、850点以上のスコアが取れる人ならば、知識だけでなく実践面でも一定の力はあるのだろうと推測がつくわけです」
500点以下のスコアですといかにも中途半端ですので履歴書には
書かないほうが良いでしょう。
で、TOEICの高得点を取得しておけば、就職、転職の武器になり、金銭的に余裕ができ
おまけに英会話習得のための基盤作りにもなりますので、一石二鳥ですね。
ですので英会話スクールでTOEICコースと英会話コースの2つのコースが出てきたときは
TOEICコースを選んでおいた方が後々お得ですね
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