使える単語の量を増やすことは、コミュニケーションをスムーズにするために
確かに必要なことですが、英単語、英熟語帳でスムーズに記憶できない方も多いのではないでしょうか?
今回の記事では英単語、英熟語の単なる記憶方法ではなく、単語のイメージを活用した一味違う頭への焼き付け方法を紹介します
英語はそもそもどのような言語なのか?
例えが英語の”have”というイメージを少し考えてみましょうか
posess
be ill
do
eat/drink
receive/allow
make happen
suffer
experience
baby
sex
Cambridge English dictionary では以上のような意味が挙げられています。
これらの意味が綜合して持つイメージって何なの?ということを考えてみることにしましょうか?
病気・飲食・時間を過ごす・妊娠・出産・性行為」など様々な意味に使われますが、とにかく何かを「時空を超えるパーソナルスペース」的な亜空間に所有しているって感じですよね。
https://hackeng.com/have-meaning-image/ より引用しました。
(少し横道にそれますが、英和辞典は英語のイメージを掴むにはあまり役には立ちません。英英辞典が役に立ちます。)
上に書いたhaveのイメージの通り、一つ一つの英語は視覚的イメージを持っていることが理解できるでしょう。
それで英語ネイティブの欧米人は目に見えることを信じます、
転職のときに昔の日本人がよくやったように特にアピールしなくても
自分が能力があるということはわかってくれるはずというのは通じないのです。
外国の格闘技の試合を見ても、試合前の選手のアピールのすごいこと。
以下にも欧米が目に見えることを信じる民族なのかということを自覚できますね
これから単語、熟語を学ぶ上でもそれぞれの言い回しがどんなイメージを持つのか?ということに気を付けていれば興味深く学べますね
英熟語、英単語のイメージの例1 見る
これからは代表的な単語がどういうイメージを持つかを説明します。
Look
視線を向ける
(例文)Look at me when I am talking to you.
(話しているときはコチラを向きなさい)
オンライン英英辞書のOxfordでも引いてみたら、以下のような
訳がでてきました。絵になる英語ですね
to turn your eyes in a particular direction
See
目に入ってくる
(例文)
I can’t see anything in this fog
(この霧では何も見えない)
オンライン英英辞書のOxfordでは
to become aware of somebody/something by using your eyes
でした
Watch
注視する
Watch your step
(足元に気をつけなさい)
英英辞書のOxfordでは
to look at somebody/something for a time, paying attention to what happens
でした。
3つの「見る」を意味する単語をチェックしてみましたが
それぞれの単語のイメージが明確に違うことに驚かれたことでしょう
それでは次の単語に移ります。
英熟語、英単語のイメージの例2 言う
Speak
音声を出す
I hate to speak in front of people
(私は人前で話しをするのが嫌いだ)
英英辞書のOxfordでは
to talk to somebody about something
となっています
talk
話す、おしゃべりをする
英英辞書のOxfordでは
to say things; to speak in order to give information or to express feelings, ideas, etc.
です
say
発言する(話す内容に焦点がある)
I said I love you
(愛しているといったんだ)
英英辞書のOxfordでは
to speak or tell somebody something, using words
です。
tell
“メッセージを伝える”に焦点がある
He told me that he’s not coming
(彼は来ないと言っていたよ)
英英辞書のOxfordでは
to give information to somebody by speaking or writing
となりました。
やはり英英辞典の訳が単語のイメージを正確に伝えられていることに
改めて驚かされます。
英熟語、英単語のイメージの例3 今行きます
I am coming.
なぜ、これはI am going ではないのでしょうか?
行く・go
来る・・Come
ではcome とgo の具体的な違いはどのようなところにあるのでしょうか?
Come とGo の具体的な違いをイメージで書いてみるとこのような
かんじになります。
図で説明しているように、Comeはコチラに向かってくるというイメージで
Go は自分のところから遠ざかっていくというイメージになります。
Go は自分もしくは相手のところに迫っていきます
Go は自分のところから遠く離れていくイメージです。
To がないと自分のところから消えていくイメージになります。
My eyesight is going
(目が見えなくなっていく)というように使います。
ですので相手に向かって今行きますというのを
英語ではI am coming と言います
行く・・go
来る・・Come
と機械的に覚えていますと大きく間違えることになります。
trust 信じるでは
Come to move to or towards a person or place
Go to move or travel from one place to another
この表現ですとcome と go ではそんなに大差はないようですね
英熟語、英単語のイメージの例4 信じる
Believe 信じる
I belive you
(あなたを信じます)
trust 信じる
Trust me
(自分を信じて)
日本語訳ですと、同じ”信じる”ですのでほとんど区別ができないですよね!
英英辞書のOxfordでは
believe
to feel certain that something is true or that somebody is telling you the truth
trust
the belief that somebody/something is good, sincere, honest, etc. and will not try to harm or trick you
になっています
イメージの違いですが
Believe・・・人が言ったこと
Trust・・・・人間を信じる
となりますので、同じ信じると言っても内容は大きく違ってきますね
英単語、英熟語のイメージを正しくつかむには?
今まで4つの英語のイメージのサンプルを見てみましたが
良く理解はされましたでしょうか?
英和辞典ですとサンプルで取り上げた英語の違いがピンとこないところもあるのではないかと思います。
英英辞典を使えば英語のイメージがクリアにつかめますののでおススメではないかと
思います。
あまり慣れていない人の場合、以下の3つから選ぶのが良いかと思います。
オックスフォード現代英英辞典 第10版 7,260円
Longman Dictionary of Contemporary English (6E) Paperback & Online (LDOCE) 4,861円
Collins コウビルド英英辞典 5,060円
英和辞典に比べて値段は張りますが十分に投資する価値はあると思いますね
英英辞典に日本語は全く書いてありませんが、英語は中学レベルの単語で書かれており
無理なく使えると思います。
自分も高校生のときから使用していましたが、無理なく使えましたよ
是非英英辞典を活用して英語のイメージを掴んでみてくださいね
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