フォニックスという言葉は30年以上前に聞いたことがあります。
なんでも子供が英語を学ぶ時に使える手法らしいです。
その時は、自分は発音にそんなに興味がなかったので、まあいいかなという感じだったのですが、大きな本屋さんの英語学習コーナーにはフォニックスの本が最近では数多く並ぶようになりました。
自分の整理の意味でもフォニックスは何?ということを整理していきたいと思います。
フォニックスの概要について
フォニックス(英: Phonics)とは、英語において、綴り字と発音との間に規則性を明示し、正しい読み方の学習を容易にさせる方法の一つである。英語圏の子供や外国人に英語の読み方を教える方法として用いられている。
フォニックスでは例えば「発音 /k/ は c, k, ck のどれかで書かれる」のように、ある発音がどの文字群と結び付いているかを学び、それらの文字の発音を組み合わせて知らない単語の正しい発音を組み立てる方法を学ぶことができる。
上に書かれている定義はWikepedeiaからの引用ですが、少し内容が固いかも知れませんね。
英語というのはそもそもアルファベットで書かれていますので、アルファベットの読みと実際の英語の発音が一致していません。
ですので英語圏の子供に正しい英語の発音を学ばせるためにフォニックスは生まれました。
フォニックスは英語のつづりと音の関係を示したルールのことを言います。
例として地図という意味のMAP(マップ)が同発音されるのか?
をみていくことにします。
Mはエム
Aはエイ
Pはピーと
アルファベットで発音しますが、そのままアルファベットで読むと
マップという読みにはなりませんよね
そこでアルファベットとは違うフォニックス読みというものがあり、
表にまとめられています。
アルファベットとはかなりちがう発音ですので参考にされて見てくださいね、
Mはム
Aはエア
Pはプ
です。
MAPの単語は3つくっつけてムァップという発音になり、ネイティブのそれらしき発音になりますね。
フォニックスの超具体的な説明
ここでは日本でのフォニックス教育のパイオニアである松香洋子さんのノウハウに基づいて説明を致します。
英語の基礎基本フォニックスより引用 https://www.mpi-j.co.jp/store/phonics/
第1グループ One Letter, One Sound Group
1文字1音グループ
1つの文字が1音を表す[Aa][Bb][Cc][Dd][Ee][Ff][Gg][Hh][Ii][Jj][Kk][Ll][Mm][Nn][Oo][Pp][Qq][Rr][Ss][Tt][Uu][Vv][Ww][Xx][Yy][Zz]
第2グループ Letter Name Vowels Group
名前読みの母音グループ2つの母音文字が1組となっているとき、1番めを名前読みし、2番目は読まない
silent-e eのついた母音
[a-e][e-e][i-e][o-e][u-e]Polite-vowels 礼儀正しい母音
[ai][ay][ea][ee][ey][ie][ow][ui]第3グループ Two Letters, One Sound Group
2文字で新しい音グループ2つの文字が新しい1音を表す
Consonant-Digraphs 2文字子音
[sh][ch][ph][wh][th][th][ck][ng]Vowel-Digraphs 2文字母音
[oo][oo][ou][ow][oi][oy][au][aw]第4グループ Blended Sound Group
混ざり合った音グループConsonant-Blends 連続子音
[sm,sn,sk,sp,st,sw][bl,pl,cl,gl,fl,sl][br,fr,cr,gr,dr,tr][thr,spr,str]Murmuring-Vowels rのついた母音
[ar][or][ir][air][ear][wor]おまけのルール
[al][ld][ve][nd][y][ou][ea][ie][ea][sightword]
英語の基礎基本フォニックスより引用 https://www.mpi-j.co.jp/store/phonics/
以上書かれていル英文字はすべてアルファベットです。
アルファベットが読めさえすれば、発音の規則はマスターできることになります。
アルファベットの配列より発音を学ぶということなのでパターンごとの発音を指導者とともに、もしくはDVD、CDにより徹底的に学べば初めて見る単語でも発音を間違うことはまずはないでしょう。
フォニックスは英語を始めて学ぶ小学生あたりから始めれば特に抵抗もなく始めることができるではないかと思います。
フォニックスのメリットとは?
英語の発音マスターにフォニックスを取り入れることによりどのような良い点がでてくるのでしょうか?
なんとなく経験でやっていた発音に、理論が加わる
アルファベットの配列により、単語の発音が決まってきますのでしらない単語でも
ほぼ完ぺきな発音ができます。
規則に発音の仕方が決まってきますので、暗記のプレッシャーから解放されることにつながります。
聞く、読む、書くにも相乗効果が!
発音を勉強するということは単なるスピーキングの問題ではありません
英語を聞くときは自分の声を聴きながら聞きます。
英語を読むときは自分の声を聴きながら読みます。
英語を話すときは自分の声を聴きながらはなします。
英語を書くときは自分の声を聴きながら書きます。
自分の声はそういう意味では聞く、話す、読む、書くを正確に行うための
データべースです。
そういう意味では発音を磨いておくことは決して無駄ではなく、英語の4技能(話す、読む、書く、聞く)を全て伸ばすことにつながります。
フォニックスのデメリットとは?
覚えるのに気合が必要
さきほど紹介したようにフォニックスでは100近くの発音を正確に理解して発音できなければなりません。
特に長年間違った発音を繰り返してきたベテランの英語学習者には矯正が少し難しいかもしれません。
フォニックスには例外もある
英語には先ほど説明したアルファベットと発音の組み合わせに当てはまらないものが25%もあるそうです。
25%もあるのか、結構多いなあと感じられたかも知れませんが、75%の正しい発音を押さえれば、結構通用します。
残りは少し多い例外ということでだまって記憶で良いのではないでしょうか?
フォニックスを学んだあとは何をする?
フォニックスを一通り学んだあとは、発音は当然、英語の話す、読む、書く、聞くの4つの技能の基礎は間違いなくできています、
今後もし一人で学習を進めるのが難しいと感じているならば英語コーチングのサービスを使うのもおススメです。
英語コーチングサービスは目標設定と現状の把握、問題点の把握、やるべきことのリストアツップも一緒になって行います。
プロの目で問題点の把握とアクションプランの実践まで行いますので
見当違いのアクションをとらなくてもすみます。
2-3か月の短期で結果を出したいなら
ライザップイングリッシュか、プログリット
1年以上の長期でじっくり学びたいなら、トライズをお勧めします。
それぞれのスクールの詳細についてより詳しくしりたいなら以下のリンクを参照されてみてくださいね
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