ディクテーションとは何か?
最近よく英語学習にはディクテーションが必要ということをよく耳にするようになりました。
ディクテーションとは英語の音声を聞きながら紙に流れたきた音声を聞きながら書いていく作業になります。
Oxford の英英辞典では以下のように定義がされています。
a test in which students write down what is being read to them, especially in language lessons
語学のレッスンで行われるテストということですね
英語教育には昔からディクテーションが取り入れられていました。オープンリールの
テープを何回も巻き戻しながら聞き取り用の音声を何度も何度も聞いた記憶があります。
2020年の今ではスマホでディクテーションを行うことになりますね。
やり方は大幅にかわっていますが、基本のやりかたは変化していないようですね。
ディクテーションという練習の目的は何か?
ディクテーションの練習の目的ですが、テストになります。
英語の音声をただ聞いてばかりだと本当に正確に聞いているのかまったくわかりません。
自分で聞こえたつもりになっている英語を紙に書きだしておいて
後で確認します。
自分で聞こえたつもりになっていた英語が以外と全然聞こえていないことに気が付きます。
また聞いたときは全然わからなかった英語が、なあんだこういう英語だったのかとよくわかるようになります。
ですのでディクテーションを行うことは自分の弱点がどこにあるかということをチェックすることで、今後の勉強のための参考材料をとることにあるのです。
今後どういうアクションをとらなければならないかは、あなたが判断しなければならないですね。
英語の発音になれていないのか?単語の数が足りないのか? そのためには何をしなければならないのか?
ここを指摘してくれるコーチがいればいいのですが、いない場合は自分で何とかするしかありませんね
ディクテーションのメリットとデメリットを考えてみる
ここではディクテーションのメリットとデメリットについて整理をしていきます。
ディクテーションのメリットについて
ディクテーションというのは音声として流れてくる英語を聞きながら紙に聞こえてくる音声をひたすら書き取っていく作業になります。
ですので紙に書きとるという目標がありますので必死になりくらいついて聞くということになり、リスニングの良いトレーニングになります。
流れてくる音声をなんとなく聞くというやり方ですと、本当に聞けているかどうかわかりません。
ディクテーションのデメリットについて
ディクテーションのデメリットについてですが、正確に聞き取って書くために何回も何回も音声を聞きなおさなければならないところにあります。
何回も何回も聞きながら紙に書いて音声を聞きなおしていると結構時間がかかります。
また通勤時間に英語の音声を聞きながら書き取りを行う。。なんていうことはできませんので、ディクテーションを行う場所は制限されてしまいます。
時間的、場所的制限がでてくるところがデメリットになるかもしれませんね。
ディクテーションとシャドーイングの違いは?
ディクテーションと少し似ているトレーニング方法に、シャドーイングという方法があります。
シャドーイングは音声で流れてくる英語の後に0.5秒位遅れて、まったく同じ文章を口に出していくというものです。
オリジナルの英語音声に影のようにぴったりとついていくので、シャドーイングと呼ばれています。
ディクテーションのように音声を止めて書き取ったりはいないのですが、直前に流れる英語音声を完璧に理解できないと、後に続いて音声をコピーして発音ができませんのでシャドーイングはディクテーションよりハードルが高いと言えます。
ディクテーションのやりかたは?
ディクテーションのやり方ですが、基本的なやりかたは大体決まっているようなので
やる人によって大きな変化はないようですね
ただし外してはいけない原則はあります。
それは
1.自分にとって優しすぎる教材から始めて徐々にレベルを上げていくこと
最初からいきなりレベルの高い音声を選んでもしようがありません。
いきなりハイレベルのものを選んでもできなくてショックをうけて嫌気がさしてしまうことは避けたほうがいいですね
2.スクリプトがある音声教材を選ぶこと
ディクテーションは正確に聞き取りがなされているかどうか
を確認するためのテストです。
ですので正解がなければあなたがまちがつているかどうかはわからず
試験をした意味がありません。
以上2つが大前提になります。
具体的な手順を以下の通り書いていきますね
ディクテーション手順
1.音声を5回くらい聞いて書き取る
2.スクリプトを見て書き取れなかったところ、間違ったところを確認
3.聞き取れなかったところを分析する
4.ききとれなかったところをスクリプトを見ながら何度も何度も
言い直す
5.次回のディクテーションの直前に前回の復習を行う
6.間違った部分が今後間違えないようにするためには何をするべきかを
考えて毎日実行する
この中で一番大事なのは6の聞き取れないためには何をするかをクリアにして行動を起こすことですね。あくまでもディクテーションはテストであり、トレーニングではないことをお忘れなく
実際にディクテーションをやってみた
もう40年以上くらい前になりますか、オリビア・ニュートン・ジョンの「フィジカル」という曲が流行りましたが、覚えておられますか?
ニュースのディクテーションと違い、歌のディクテーションは本当に難しいです。
特に1つ目のコーラスの
Im saying all the things that I know you’ll like
セイインオールザノーライ と聞こえ
のようにある単語が全然聞き取れなかったり
「Let me hear your body talk]
レッミヒアヨヨーバリトー
「Physical]
フィジコー
と全く元々の意味が全然予想すらできなかったり、かなり苦戦してしまいました。
参考までに元々の歌詞を以下に載せておきます。
[Verse 1]
I’m saying all the things that I know you’ll like
Making good conversation
I gotta handle you just right
You know what I mean
I took you to an intimate restaurant
Then to a suggestive movie
There’s nothing left to talk about
Unless it’s horizontally[Chorus]
Let’s get physical, physical
I wanna get physical
Let’s get into physical
Let me hear your body talk, your body talk
Let me hear your body talk
Let’s get physical, physical
I wanna get physical
Let’s get into physical
Let me hear your body talk, your body talk
Let me hear your body talk
いきなり全部の洋楽を聞きとるのは自分にとってはかなりハードルが高いので、洋楽を聞きとるときはところどころ穴埋めにされることをお勧めします。
もう少しハードルを下げたい場合にはディクテーション向けの市販の参考書を使うこともおススメになります。
以下、おすすめのディクテーションの参考書を記載しますね
ディクテーションにおススメの教材
英語の聞き取りのための教材にはいろいろな数多くの種類の教材がでていますが
今回紹介する教材はあくまでもディクテーション(書き取り
)のテーマが入っているものを選んでみました。
ゼロからスタート英語を聞きとるトレーニングBOOK
著者は大学でディクテーションを教えており、1日10分のディクテーションを進めています。本のカバーにもあるようにディクテーションの入門書です。
この本の通りやれば、基礎的なリスニング力がつくようになっています。
CD付 聞いて書きとる英語リスニング300問
この本も初心者がディクテーションを進めていくには良い本です。
日本人が聞き取れないパターンが5つに分けられて解説されています。
CD付 究極の英語ディクテーション Vol. 1
この本を進めていくことであなたが英語を書きとれない原因がはっきりとわかります。
5つのあなたが英語を聞き取れない原因が発音、文法の両面からのべられ、それぞれの原因に応じた対策をとることができます。
ディクテーションの体験談についてまとめてみました。
いろいろな人がディクテーションをやっています。どのような効果がでたのか、まとめてみますね。
何度聞いても聞き取れない部分の答え合わせをすると、「なるほど!こういう音になるのか!」という発見があります。
この単語帳のCDでディクテーションを始めて、最初のうちはぜんっぜん、本当にまったく書けませんでした。
間違えるとかではなく、「書けない」んです。20~30%しか書けていない感じです。
でも、毎日例文10個こずつディクテーションを続けていると、1週間もしないうちにまあまあ書けるようになってきました。
とまぁ、継続しているうちに成果は必ず出てくるようですね!やはりできるできないよりもやるかやらないかですね・・・・
ディクテーションを終えた後にやるべきこととは?
ディクテーションを終えた後に自分の英語学習の問題点がわかったなら直ちに行動に移すべきですが、もし一人で学習を進めるのが難しいと感じているならば英語コーチングのサービスを使うのもおススメです。
英語コーチングサービスは目標設定と現状の把握、問題点の把握、やるべきことのリストアツップも一緒になって行います。
プロの目で問題点の把握とアクションプランの実践まで行いますので
見当違いのアクションをとらなくてもすみます。
2-3か月の短期で結果を出したいなら
ライザップイングリッシュか、プログリット
1年以上の長期でじっくり学びたいなら、トライズをお勧めします。
それぞれのスクールの詳細についてより詳しくしりたいなら以下のリンクを参照されてみてくださいね
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