人生100年時代を控えて定年後の楽しみのために英会話を始めてみたいという人も多くなっているのではないでしょうか?
また定年後の楽しみというほどではなくても40代以上にさしかかってから、仕事で英語が必要になったというかた、今更この年齢で英語なんてできないよ。。なんて考えている方にこの記事を書いてみました。
中高年とは何歳からのことをいうのか?
中高年とは何歳から何歳までをいうのでしょうか?この点に関してあまり厳密な議論は今までされたことはないようですが、法律による定義ですと以下のような定義になっています。
高年齢者雇用安定法における定義
「高年齢者等の雇用の安定等に関する法律」(略称:高年齢者雇用安定法)において、40歳以上の者を「中高年齢者」、65歳以上の者を「高年齢者」という
40才以上ですと、中高年というくくりになります。40歳以上の人口は2017年現在で7600万人です。1億2000万人の日本の総人口に対して63%。じつに半数以上が中高年なのです。
中高年から英会話をやるうえで不利なのか?
一般的に記憶力は中高年になれば落ちていくと言われています。
物を覚えるのは若いほど有利であると言われています。
年をとれば物覚えが悪くなると言われていますが実はそれは単なる思い込みに過ぎない様ですね。
年齢を重ねるにつれて記憶力は衰えると思われがちですが、近年の研究ではそれは定説ではないようです。
2002年にアメリカのタフツ大学の研究グループは、18~22歳の若者と60~74歳の高齢者を集め、記憶力に関するテストを行いました。たくさんの単語が書かれたリストを見せて、その後に別の単語リストを渡し、前のリストと同じ単語が含まれているかを言い当てるというものです。
なお、このテストを「年をとると記憶力が衰えるかどうかを調べるために行います」と伝えて実施した場合、正答率は若者が48%、高齢者が29%。一方、「言語能力を調べるために行います」と伝えたところ、若者が49%、高齢者が50%と差がなくなったのです。
つまり、年をとると記憶力が衰えるという思い込みが、記憶力の低下につながってしまうことがわかったのです。
https://news.kodansha.co.jp/7569 より転載
このことは年をとれば物覚えが悪くなるという俗説が根拠のない思い込みによるものだということが判明したのです。
ですのでこの学説が正しいということになれば、機械的な単語の暗記でも若い人には負けることがないということになりますね。
ですのでガンガン覚えていけば良いのではないでしょうか?
中高年から英会話を行う上で有利な点はあるのか?
中高年が若者と違い有利な点があります。長年にわたる人生経験と仕事の経験があるとい点です。
発音や単語の数は若者に負けるかもしれませんが、内容のある英語をしゃべるという意味では負ける気がしないのではないでしょうか?
仕事の経験や人生経験は少し古いかもしれませんが心配は不要です。
以前の経験に今の最新の状況を書籍などでアップデートしていけば良いのです。
深い内容を語ることができれば英語は次第についてきます。
外国人の目から見ても「英語がいくら流暢であったとしても内容がお粗末であれば見向きもされません。
長年の経験をここでは有効に生かすべきですね
中高年からの英語をやるうえであきらめたほうが良い点とは?
中高年が英語をやるうえであきらめたほうが良いのはネイティブに近い発音です。
限りなくネイティブに近い発音というのはあきらめたほうが早いです。
ネィティブに近い発音は小さい子供のうちからやって自然のうちに体にしみ込んでいく性質のものです。
世界には色々なタイプの発音で英語を話す人がたくさんいます。アメリカ人やイギリス人のような発音で英語を話す人は実は少数派です。
むしろいいろいろなタイプの発音を聞いて理解できるということが重要ではないでしょうか?
中高年が英語を学ぶ際に役立つ参考書とは?
これ、探してみましたけれど「やり直しの英語」という題名の参考書はたくさんでています。英語をやり直したいという需要が依然として根強いことを表しているのではないでしょうか? 40歳どころか60歳から始めることのできる英会話の参考書もあります。
大人のためのやり直し英語練習帳 中学用英和・和英辞典の内容だけで作った
小学館
やり直し英語革命 最短でキチンと話せるようになるための7つの近道勉強法 (日本語) 単行本
最後の英語やり直し! (日本語)勝間 和代 (著)
CD BOOK 60才からはじめる英会話
(アスカカルチャー)
50歳から始める英語 楽しいから結果が出る「正しい勉強法」74のリスト
(幻冬舎新書)
上にあげた本はあくまでもほんの一例です。書店でなんとなく手に取ってみてあいそうなものを選んでみるようにしてください。どの本も基礎的な文法の解説があると思います。文法は重要です。再度一から積み重ねるつもりでお願いします。
中高年専門の英会話教室も探せばある
英会話学校は若い人が多くてなかなか入りずらいという人もおられるかも知れませんが、中高年専門の英会話学校も確かにあります。
むしろ少子化の影響で子供が少なくなっているので、増えていると考えたほうが良いでしょう。
わたしの英会話 中高年向きプラン
国際親善文化協会IFCA(イフカ)中高年専門の英会話学校
留学図書館の英会話(シニア向け英会話)

Gaba大手英会話教室のシニア向けコースシニア60+プラン
50歳からの英会話|ベルリッツ
http://www.berlitz.co.jp/otona/
ECC外語学院シニアのための英会話コース
https://www.ecc.jp/cinfo/senior/
NOVAシニア割引
https://www.nova.co.jp/form/discount/senior.html
個人的にはシニア層も若い人からどんどん刺激をもらったほうが良いと思うのですがどうしても若い人のなかになかなか入れないと人にとってはおススメです。
中高年から英会話を行うための戦略について
今までに中高年から英語を勉強するについての手引きを書いてきました。
いままで紹介をさせて頂きました通り、中高年から英語の勉強を始めるということになれば環境的には全然問題がありません。
先ほどお話させていただいたように中高年は発音の面では帰国子女にはかないませんのでどのような英語でも聞き取れるようなリスニング力をトレーニングすることに力を入れていけば良いのではないでしょうか?
また受験勉強で英語に苦労された経験をお持ちの方は有利な経験を持っていると思います。
基礎的な文法や単語は口からでる英語を組み立てるときにはかならず必要になります。
もし忘れてしまったとしても、短期間で磨きなおすことは十分に可能です。少しやるだけで昔の感覚を思い出してくると思います。
人生100年時代としても50才はまだまだ折り返し地点です。
英語力を新たに身に着けることで新たな未来が開けてくることは十分に可能性があることですので、ここで頑張る価値は十分にあります。
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